俳句の会

第240回(令和7年4月)の句会を開催しました。
歳を重ねると共に桜への思い入れが年々深まるように思います。
今年は気温のせいか例年より満開の期間が長く堪能することが出来ました。
さて、既報のように今月の第240回句会を最終回として、この句会を閉じることに致しました。メンバ-の合意で決めたことですが、この句会を惜しむ句が3句投稿されました。

第240回(令和7年4月)俳句会を開催

日     時
4月16日(水)14時~
場     所
各人在宅にてテレワークで句会を実施

句会システム「夏雲」により投句、選句をし、会議システム「ZOOM」により句会の開催をしました。

第240回C-Netひたち俳句会結果

◆ 選句結果、2点句以上の句は下記の通り

5点句歳重ねより美しき桜かな 禮 子
3点句向く足のいづこも飛花や野も山も 仁 志
3点句二十年句会を閉じる春盛り 典 男
3点句春惜しむ終の句会の集いかな 芳 洲
2点句旧友と飲んで駄弁って花見かな 典 男
2点句一盛の針魚(さより)捌きて一夜干芳 洲
2点句春風や吾を見捨てて他所に吹く 典 男
2点句春うらら見晴らし台のハンモック 禮 子
2点句手をつなぐスキップの子ら花吹雪 禮 子
2点句春の日や句会重ねし二十年 興 洋

「句会を閉じるに当たって」
本句会はコミュニティNETひたちが発足して間のない平成17年(2005年)5月に初句会を開きました。以来20年間、3.11の東日本大震災の時は持ち回りで、新型コロナウイルスが蔓延して、事務所に集まれなくなった時はオンライン句会を立上げて、毎月欠かさずに句会を240回を重ねて来ました。
この間、主宰としてご指導頂いた小野釧先生、鈴木信行先生、句友の桜井キミ子さんをはじめ4名の方が他界され、20年の歳月の重さを感じずにはおられません。
句会メンバ-全員が80歳を超えて、区切りのいいところでと、今回で句会を閉じることに致しました。
これからはこれまで培って来た句心(くごころ)を持って、巡りくる四季の自然や人生の折々を俳句にしながら楽しんで行きたいと思います。
長い間の皆様のご支援に心から感謝し、御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

【 俳句会会長 内田 芳勲 】